抵抗器・抵抗体の1種であるセメント抵抗(巻線型)について
抵抗器・抵抗体は用途に応じて様々な種類、仕様が存在する。
中でもセメント抵抗は、抵抗本体をセラミックのケースに入れてセメントで固めたもので、
高温に耐えられることから数W~数十Wまで耐えることができ主に電力用の回路で使用されることが多い。
抵抗値としては範囲は広いが、金属皮膜抵抗やカーボン抵抗に比べると精度が落ちる。
セメント抵抗には、酸化金属皮膜型と巻線型が存在し、作りとしてはリード付きの一般的な抵抗器と同じである。巻線型は小さな抵抗値のタイプに多く、インダクタンスが発生するた高周波を扱う回路には向いていない。
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